江戸時代の男色、買春、エロ図版
カテゴリー[ 書籍メモ楽屋用 ] 2007/04/03

『江戸の男色 上方・江戸の「売色風俗」の盛衰』
白倉敬彦著
新書y 洋泉社 2005/05
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いや、いい時代になりましたなぁ。
風雅なエロ図版が新書で手軽に入手できる。
異性交接はもちろん、男どうしの図版もふんだんノーカット。無修正。
歌舞伎芝居に抜き難くまとわりついていた売買春の風俗。
遊廓は、江戸初期に幕府が遊女歌舞伎(女歌舞伎)を指定の場所に囲い込んだのが始まり。
「見せる」芸事はセックスアピールに直結しやすいわけで、素直な展開。
歌舞伎の舞台に上がる者が、観客のセックスのお相手をつとめる(売色)この風習をやめさせんとて、お上はあの手この手の禁止令を施行するが、衆生の欲と知恵はそんな妨げもなんのその。煩悩パワーで乗りきります。
当初は男が、役者を色事の相手に「買っていた」のだが、江戸中期頃には買い手の主流は女になっていったのだそうな。追っかけもストーキングも取り合いの諍いも普通にあったんでしょうな。
お武家さんの間では、男×男の関係のほうが、男×女のちぎりより強いものとして動作していた経緯、江戸以前の男色の系譜も記述されていたり。
男色を描いた図版がたどった盛衰の経緯、中には男色における口技をあらわした春画を追い求めていた顛末も記され、ああ、こういうイロモノをロマンとして追い続けてしまうのは男の性/さが/なんでしょうかなぁと嘆息もしてしまう。
…図版そのものはここで紹介するわけには行かないもんね。
エロ好きの男衆にも、ヤオイのお嬢様がたにもおすすめ。
浮世絵の線の美学も楽しめます。
江戸期の美学といえば、過日発注した『江戸戯作草紙』が手元に届くのを心待ちにしている今日このごろ。
『江戸戯作草紙』
棚橋 正博 (編集)
小学館 (2000/04)
その後: 『なんちゃってエンタメ元祖:江戸戯作草紙
』
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