進化経済学のすすめ
カテゴリー[ 書籍メモ楽屋用 ] 2007/03/26

「進化経済学のすすめ 「知識」から経済現象を読む」 (新書)
江頭進 (著)
講談社 (2002/06)
[ Amazon ] [bk1]![]()
なんか半端な印象の本だった。
5年前の出版だが、もはや絶版? アマゾンもbk1も、現在版元からの販売はない状態。
相対主義への危惧を、特定の進歩史観是認という立場から語ってしまっているp.17。
話がダーウィン前後のおさらいから始まり(ということは著者にとってこれは疎い部分だったのか)、社会解釈は浅く流され… なんというか、学問の醍醐味があまり感じられない。
何をどうしたいのか見えてこない。
「進化経済学のすすめ」という表題とは裏腹に、何をすすめられているのかわかりづらい。
幸福の機序を把握していない描写、ヒト心理の把握が不十分なp.179。
で、進化経済学は多彩な分野の知見を総合する学際領野の一つなんだろうけれど、その中、この本を著したのは「経済学史」の人だった。
”外”から進化経済学を見ている形なのかな?
... 以下つづき...
進化経済学会の設立は1996年。
2002年の時点で、この本のような内容だったろうか。もう少し事態は先に進んではいなかったろうか。
そして、この本から5年経っている。
状況はかなり変化しているはずだ。

本当は↓のほうを読みたかったのだが、

『進化経済学ハンドブック』
進化経済学会 (編集)
共立出版 (2006/09) 581ページ
[ Amazon ] [bk1]
「ハンドブックでなぜ¥8,400!?」と苦情を申し立てたくなる価格設定に購入断念。
市内の図書館に蔵書はあるけれど、「辞書・事典」扱いで貸出禁止。orz

「進化」で「経済」を語るのであれば、私が見た範囲では

光文社新書 『行動経済学 経済は「感情」で動いている』
友野典男 (著)
光文社 (2006/05/17)
[ Amazon ] [bk1]
が、すぐれてお勧めだった。
この友野版『行動経済学』については、いくつかの書籍と絡めて話を書こうと欲張ってしまい、書きたくても書ききれずに持て余し中。

[カテゴリ 書籍メモ楽屋用] : 2007年03月26日
comment(2)
![[ Dorm B ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)


















