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ブータンという国を勉強しよう:暮らし編

カテゴリー[ 書籍メモ楽屋用 ] 2009/04/05

この箇所へのリンク【ブータンの暮らし】



●国民
*02 p26
 多民族国家。1980年代の国民統合政策によって、各民族の融合が進んだ


●結婚
*03 p68
 チベット社会に共通する一夫多妻制。妻は原則として姉妹。
*02 p102,p287-289
 法律で一夫多妻が認められている(四人まで可)。たいがいは、妻たちが姉妹。
 東部には「家族関係の絆を強くする」ためのいとこ婚の慣習もある。
 結婚の多くは自由恋愛であり、離婚にも寛容。簡単に離婚し、たいがいは男が追い出される。女は比較的短い期間で再婚することが多い。


 この一夫多妻の慣習(多夫一妻の事例もある)は、限られた資源である風土環境がその慣習の成立理由として語られる・・・ていうか、その語りはもっぱら外部の文化からなされているのだと思うけれど。

●メディア・IT
*03 p239
 ブータン唯一の新聞は週刊の『クェンセル』
*02 p73
 1999年、テレビ放送とインターネットが解禁になる。
 それまでは、一部の者が海外の放送を傍受していた状態。(そもそも電気が通ってない地域が大半)
 2003年、アダルトサイトの閲覧解禁、GSM900モービルセルラーホンのサービス開始。
 2005年度にはブータン全域に携帯電話サービスを拡充する計画。
 国民の良心を信頼した上での解放だが、国民にはまだ十分なメディアリテラシーは浸透していない。
*02 p115
 テレビの影響で就寝時間が遅くなり、その分、朝起きる時間が遅くなって朝食抜きも増えている。

 国民の良心を信頼した上で踏み切った情報解放だけれど、早くも”都市型”の幸福度低下や暮らしの攪乱・不安の増大が発生しているらしい。
 国王は、幸福度アップには「情報遮断」が肝要であることを見抜いていた。
 → 『 その地には有用ではない情報は遮断せよ 』
 しかし、不完全な遮断しかできない状態では逆効果でもある現実を鑑み、ブータンは情報公開に踏み切った、のだと思う。今後、ブータンが幸福度を堅持できるかどうかは、ブータン以外の異文化が、幸福度を重んじる政策に理解を示すか否かに大きくかかってくるのだと思われる。

●言語
*01 p25
 主な公用語はゾンカ語と英語。(ゾンカ語は、チベット語の方言がべース)
 国内各地方の言語、ネパール語、ヒンディー語も、日常生活で使われることが多い
*01 p25
 学校教育は英語で行われる。

 あ。ということは、英語ができれば異国人でもとりあえず不自由はしないのか。

●教育
*01 p164
 国全体での就学率は6割程度。成人の識字率も5割程度にすぎない。
*05 p50
 1985年から2005年の間に、識字率は23%から54%に上がりました。
 小学校の就学率は、全児童の9割に。

 もちろん、幸福王国ブータンでは、学費も基本無料。医療費も無料。
 その無料政策の完備により、近年飛躍的に識字率も平均寿命もアップしている。そのめざましい効果もあって、国民の幸福度は高く国王に対する信頼も厚いのだろう。
●暮らし
*01 p178
 2002年の平均寿命は、途上国の平均寿命をやや下まわる63歳。
*05 p50
 1985年から2005年の間に、ブータン人の平均寿命は47歳から66歳にまで伸びました。
 全国で病院が30、基本医療施設が176、教育施設は476。
*02 p102
 自殺率は女性のほうが高いらしい。特に農村の自殺率が高い。
*02 p282
 ブータン人の名前は種類が少ない上、姓がないので同名異人だらけ。

 最近、電話が普及するなど交際範囲が広がった関係で、同名異人だらけのままでは不都合発生しまくり。いきおい、各自好き勝手に便宜的な「苗字」を名乗りはじめているんだそうな。
 ・・・ブータン的には住民票とかはどうなっているのかな。そもそも各種の基本的な統計データもうまく集計できないような国内事情らしいけれど。
 女性の自殺率が農村部で高い点に関しては、確たる数字があるかどうかも心もとないし、ましてその原因は何であるのかもつまびらかにはされていない。お隣の中国では、かねてより農村部の女性の自殺率がすごいことはよく知られている(一夫一婦制+男尊女卑が原因)。それと同じ機序なのか、はたまた中国とは一線を画すような一夫多妻制世界なりの異なるファクターが働いているかは、いろいろ気になるところ。

●住居
*01 p72
 木、竹、石、土など、木造
 外観には過剰なほどの華やかな装飾
 屋根だけはトタン葺きの家が多い
*02 p224
 伝統文化復興政策として建築様式の規定もあり、建物の用途ごとに細かく定められている。
*05 p49
 すべての建物における伝統的建築の意匠および規定の遵守
*02 p234
 2001年、世界遺産条約を批准。


●食生活
*01 p25
 ブータン人の主食は赤米。
*03 p188
 高地や土地のやせた地方では、米にかわってソバ、大麦、小麦、トウモロコシが主食になる。
*03 p190
 食事の前にご飯を一握り掴み、両手でこすって手の汚れを取ったあと、惜しげもなく捨ててしまう。これは生きとし生けるものに施しを与える功徳のある行為なのだ。
 初物はまず仏に捧げるのがしきたり。
*02 p114
 でも、伝統的な食事のスタイルをとる人は年々減りつつある。
*02 p117
 ブータン暦の最初の月と四番目の月、八番目の月は、町中から肉類が消える「肉なし月」。(仏の教えの殺生戒に基づく)
 国王の提案で始まった新しい習慣なのだが、多くのブータン人は、肉がない期間に備えて肉を買いだめし、干し肉作りに精を出すのだった。


 → 『 ブータンという国を勉強しよう:社会政策』
 → 『 ブータンという国を勉強しよう:環境保護』



メタル


[カテゴリ 書籍メモ楽屋用] : 2009年04月05日 
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