ときどき更新も何もしていないのに、
いかにも新着っぽそうにRSSが流れることがありますが、
これはFC2ブログ側のイタズラです。ご寛恕下さいませ。


Watching The Wheels

カテゴリー[ わたくしごと ] 2008/12/31

I'm just sitting here watching the wheels go round and round.
I really love to watch them roll

挿画


 このイメージは、座敷にインプリントされたのではなく、映画館によって刷り込まれたものであったような気がする。

 生家の稼業が、映画館経営だったんだ。
 世界は、暗がりから窓の外を見るようにして感得するものだった。
 それら世界は種々それぞれ単独で完結して平行存在しており、容易には交わらない。別個の世界がチャンネルによって切り替わる。一つが美意識を持って完結し、するとすぐに全く別のものというお約束の元に、新しい世界が完結に向かって動きだしていく。
 「リセット」や「パラレルワークス」「トリビュート」「アドマイヤ」などは存在しない当時の、原初マスメディア時代が培った世界観だ。
 スキゾの世界観だ。

 映写室にいる者は、上映中の観客と話を交わしてはならない。
 世界と世界は容易に交わってはならない。
 映写室はないものとして、世界は上映されなければならない。
 一つの世界が終われば、その世界はなかったことにして、別個の世界が始まらなければならない。

  スキゾの世界観だ。

 だから。
 一つの世界を完結させたあとに、「まだ世界が終わらないことに」想像を絶するほど困惑させられた。

... 以下つづき...

...
俺のポジションは、究極に、個人の自己正当化を、まま成らせるべき状態がありうべきものとみなすものだ。

進化のしがらみで、ナリユキで、「無意味に」、おのれの存在を自己正当化しようとして収斂しているのが今の主流の価値観であるならば、主流ではない部分に配された者は(そういう者は必ず発生するように世の中はナリユくんだけれども)、「無意味に」自己正当化から排除され、「無意味に」貶められ苦しむことになる。それは、彼らの責任ではない。ナリユキの結果でしかない。

(西欧的自意識偏重世界観は自分にはないんでね)

進化のしがらみを止揚することをよしとするならば、どこにナリユキで配された者であっても、等しくおのれの立場を尊重を自己正当化できる屁理屈に沿って生死を経る権利を与えられる、そういう世界形成の選択肢があってしかるべき 下層民しかり、障害者しかり、マイノリティしかり、末期患者しかり、そしてイゾラドしかり
 健常者第一、合理主義一辺倒などという、高慢な偏向に対して、ミニマムな個々の自己正当化は厳に対等の権利を主張して立ち上がってしかるべき そういう世界のありようを、思考実験の帰結としてひとつ構想することを、やってしかるべき ではないか。

ただ、これは究極的に相対主義に近い状態を足場にするために、腰がたいへん弱い言説に陥りうる。そもそも足場になんかならないし、相対主義は。 それぞれの自己正当化を尊重しすぎるがゆえに、他者の自己正当化と切り結んだり、作用しに行ったりすることが、根からできなくなってしまう。

カルトでも、未開でも、科学信者でも、そうあることが気に入っているのであれば、そこにいるがいい。
それぞれの映画は、それぞれで何かを成らせるために完結するものであり、ほかの映画の理屈を持って、成るべきものを混線させるべきではない。

異なる立場用の正当化の理屈が互いに無為につぶし合いを繰り広げるようであれば、調停のちょっかいを出すことがあるかもしれない。例えば他者の自己正当化に感染することによって、自己価値観を最低にしてしまう、そんでもって青木ヶ原に死にに行くしょーもないケースとか。一部の人間だけを無為に持ち上げる屁理屈に感染した結果でしかないのに、あんたの立場用に作られた自己正当化の理屈じゃないのに、他人の屁理屈に殺されるのか、みたいな。どうせなら誇りを持って夢のある幸せで高貴な青木ヶ原へ行く物語に乗れよ、みたいな。
でも、ツッコミ欲はそそられても、自分は土俵には乗れるほどの強さを持つ足場を持っていない。足元が奈落なんだ。土俵が泥沼になる。

自分は腰砕けになって隠棲した者であり、この世見物をしながらただ早く死ねるよう最期を待ち焦がれている。同世代の社会学者は、「敢えて」偏向した足場をでっちあげ、偏向した強い腰を作ることによって、奈落の遙か上でなんちゃって戦闘を楽しんでいる。行動遺伝学者のA氏はベタに自分のポジションに耽溺し溺れためしいのままでここまで来ているのであり、学際のS氏は土俵の中にいる良い子のフリをして世の中への関与を楽しんでいる。

http://homepage1.nifty.com/NewSphere/goto/remix/blog-entry-135.html

土俵には乗らず、映画館の映写室でおとなしくしているあまり、よく考えるとこの手の話をこのところ全然していなかったんだよな。

たまには。
でないと、もともとこの話をするためにネットにいることになったのであって。
ただ、この話をすること自体、すでに土俵に乗ることになってしまうので、不本意というか、・・・重症な相対主義者とだけこっそり交わすべき話なんだよな。一般の生活耽溺者に向けて語ってはいけない話なんだよな。たぶん。

[カテゴリ わたくしごと] : 2008年12月31日 
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