世間を気にしない「羞恥心」
カテゴリー[ 書籍メモ楽屋用 ] 2008/08/01
「羞恥心」はこんなに忙しくデリケート。
『羞恥心はどこへ消えた? 』
(光文社新書)
菅原 健介 (著)
光文社 (2005/11/16)
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●「ミウチ」「タニン」「セケン」
社会心理学者の井上忠司 『世間体の構造』より ※1980年の本
伝統的な日本人の人間関係3種類
「ミウチ」血縁:関係の重要度は高いが、甘えが効くので自分がどう見られているかはさほど気にならない
「タニン」地縁も血縁もない:自分のことをどう見ているか予測しがたい相手だが、どう見られようと気にならないほど無関係な存在
「セケン」地縁:日本人が最も恥ずかしさを感じる相手。良好な関係を保ってないとまずいし、しかも気を使わないとやばいことになりやすい相手であるわけで
●車内の化粧、恥を知らない若者
車内で化粧や飲食したり、地べたに座ったりする痛い連中は、ゲーム脳でもモバイルやITのせいでもなく、ハジを感じるべき対象である「セケン」が、旧来の範囲にはなくなっただけのこと。
地域の地縁がなくなった。ゆえに、巷の他人の視線は気にならず、仲間内での羞恥心だけがもっぱら動作するようになっているだけのこと。
2006年に出た『感情研究の新展開』という本を読んだときは、心理学における『恥』の定義がよくわからずかなり混乱した。
この本では、社会心理学に限っては、という注釈がつくのかもしれないけれど、かなーりすっきりした「恥」定義になっていて嬉しい。

●恥とは
社会関係において、〓〓〓を回避する効果がある、
〓〓〓、という将来起こりうる〓〓〓を回避するためのリアクション。
〓〓〓させることによって、自分の〓〓〓が落ちるというような、特定の関係性にある相手に対して発生する。気にもかけない他人に対しては作動しない感情。
●恥が伝染する場合
寒い芸を見て自分まで恥ずかしくなる場合、〓〓〓としてその寒いヤツと〓〓〓を共にするハメになるかもしれないわけで、〓〓〓によって「恥ずかしい行為をやめさせたい!」というリアクションが引き起こされる。 と解釈する。
●見てはいけないものを見て恥じる
ここでは民話伝承に見られる「〓〓〓の禁」(鶴の恩返しなど、プライベートをのぞき見て関係性が破綻する話)を軸に、社会的役割の「〓〓〓」から講釈する。
他者の〓〓〓を見てしまうことで相手を傷つけ、それまでの〓〓〓な関係を失う恐れがあるため、羞恥心が反応する。
●赤面
赤面には他者の〓〓〓を鎮める効果がある。
服従と恭順、そして「自分は〓〓〓したのだと自覚しております」表明。
赤面は〓〓〓であり、演技できない。
赤面しただけで〓〓〓の効果が得られ関係修復につながる。
●テレとハジ
テレは他者からの〓〓〓を受け入れたくない場合に出てくるリアクション。
ハジは〓〓〓を取り繕う反応。
テレは〓〓〓の過剰なアップを牽制する。「買いかぶりすぎですよぉ」
●ソシオメーター
自尊心は、おのれが社会に〓〓〓するか否かを示すバロメーター:社会的な計測器ソシオメーター
自尊心より〓〓〓なソシオメーターが「羞恥心」。
「羞恥心」は、自分が〓〓〓されそうな場面に反応して警報を出す。
●先天性/生得性
〓〓〓の表情はヒューマンユニヴァーサル
生まれつき目が見えない人でも、〓〓〓の表情は健常者と同じ
●進化心理学解釈
人類が社会生活を営む上で、敏感な羞恥心を持たない個体は〓〓〓されてきたはず。

誰かさんみたいに抜き要約だけやってみた、つもりだけれど、やっぱ著作物権利関係蹂躙行為への抵抗感からヌキだけ、には徹しきれず。とかいってもこの状態でもすでに十分いかんて。
本当は、ご隠居の恥について長々添え書きするつもりもあったのだけれど、さすがに恥すぎて書けないらしい。orz
楽屋でお茶濁しです。

追記っ!
ははは。
やっぱこういう箇条書きは、要点を伏せ字にして遊ぶべきだなーということで、伏せ字にしてみました。
興味があれば、本書を読んでね。
新書で手軽で廉価。図書館にも完備していると思うよ。

[カテゴリ 書籍メモ楽屋用] : 2008年08月01日
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