北海道のオオズアリと謎のアリおじさん
カテゴリー[ 植物・動物・飼いもの ] 2008/07/10

本日、うちのすぐそばで、謎のアリおじさんに遭遇する。
近所の林の中、歩道脇にしゃがみこんで、ルーペとピンセットとビニール袋で何やら採集してなさる。
なんだなんだ???
なにやらたいへん珍しいかもしれないアリがおるのだと。
見れば慥かに見慣れぬ気配のアリがわらわらと・・・・。
この黒いのは普通だよな。よく家の中にやってくる、ちっさいアレっぽい。トビイロケアリとか?

この黄色いのはキイロケアリじゃないかな。
これもちっこい。
甘露飴のようなおいしそうなキイロ、色は薄いけれど、はちきれんばかりに元気そうな体躯。
草地や林の縁によくいるんだそうな。
アリおじさんがご執心だったのは下記。
キイロケアリより一回り小さく華奢。
あめ色に透き通る。
超小さくて地面とほぼ同じ色なので、かがまないと存在に気がつかないほど、存在感が薄い。
そんでもって、このアリ、ワーカー(働きアリ)に多型がある。
つまり、兵隊アリの体型をした個体がいる。
兵アリ頭でかっ!
ふだんあまり兵隊アリを目にしない身としては、これはすごいおいしいインパクト。
アリおじさんは大事そうにその多型の働きアリセットを採集してお持ち帰りになっていた。
どんなアリなのか、インターネットで検索して確かめるんだそうだ。
すごい発見である可能性があるらしい。
珍しいアリだから、その採集場所はナイショにしておいて欲しい意向らしかった。



・・・へぇぇと思いつつ、家に帰って『札幌の昆虫』という図鑑を開いてみたら、なんかすごい普通そうに、それっぽいアリが「アズマオオズアリ」として載っているんですが。

たぶんアリおじさんはウェブ上の
あたりをチェックなさるだろうけど、素人にはいまいち確認しづらい構成になっている。
それよか書籍図鑑の『札幌の昆虫』のほうがはるかに手っ取り早かった。
いや、撮影してもこんなにブレブレで、細部の識別もできないんで完全に「アズマオオズアリ」だとは断定できない素人(&内地出身札幌在住)の身なんですが、フツーに兵隊アリつきのアリ種は林に生息しているのだ、その点に関してはなんも珍しいことではないのだ、ということで、いやーまーその、アリおじさんの発見はすごいことだったのかどうかはわからないけれど、まーその、ここはひとつ、インターネット上の図鑑より、この一冊のほうが素人には「わかりやすく」てオススメです。
夏休みに向けて、便利な図鑑をお手元にどうぞ。

『札幌の昆虫』
木野田 君公
北海道大学出版会 (2006/05)
昆虫写真3300枚! 1700種類! 全部「地元」のムシ!
参照:
![[ Dorm B ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)



















