北海道、真冬のカマドウマ
カテゴリー[ 植物・動物・飼いもの ] 2008/05/27
先だっての冬、厳冬期真っ最中の外気温マイナス12度なんてな時節に、突然カマドウマが一匹、家の中にお出ましなさってくれた。
これはもうなんとしょうか。
外へ逃がしても凍るだけだし、殺すのも忍びないし、屋根裏に入れても凍えるだろうし、かといって飼い方はわからんし。
成体のメス、であるらしい。
あたたかい床下からお出ましになったと思われる。
・・・どこの穴から。
カマドウマについて検索をすると、飼い方どころか「カマドウマの殺し方」のほうがたくさん出てきたりする。おもきし害虫呼ばわりですね。
どこが害なのかと言えば、もっぱら単に「不快感」「不気味さ」だけであるらしい。
朝、出かけるときに靴を履いたら中でグチャ ・・・てな経験があったら一生カマドウマを呪いたくなるのもわからないでもないけれど。
カマドウマ嫌いを、「ブスは死ね」という言説につなげて語るといい味を出せるかもね。
Q : マダラカマドウマをしばらく飼育したいのですが、食べ物や生活環境はどのようにすればいいのでしょうか?
A : マダラカマドウマは、雑食性で何でも食べます。キャットフードやドッグフードも食べます。市販のスズムシのえさでも、残り物でも何でも・・・。環境はあまり明るすぎない方がいいでしょう。下に土でも簡単にひいたら、鉢の割れたみたいなもので隠れるところを作ってあげれば、そこに入り込みます。日当たりがあまりよくないところにおいてあげてください。(荒居浩明)
虫の音WORLD(むしのねわーるど)Q&A
基本的に、そうしてあげてみたのだけれど、カマドウマさんはほとんどお動きにならないまま、あえなくお亡くなりになられた。
カマドウマの生態としては、成体でも幼虫でも卵でも越冬できるらしい。 けど、なんで越冬中にノコノコ家の中に出てくるかな。うちは暖房がスゴイわけじゃないんだけどな。 自殺行為じゃないか。 というか、珍客を持て余して困ってしまう。


【カマドウマ・トリビア】
基本的に存在自体はけっこう無害なカマドウマ。
雑食性で夜行性で大食漢。
家周りの虫の死骸など、カマドウマさんが夜の間にせっせと食べて掃除してくれている。
●日本に住んでいるカマドウマは100種類くらい。
でもそのほとんどは、学名がない名無しカマドウマ。

●カマドウマにはたくさん種類があるけれど、それがどの種類なのかを確認するのはめちゃめちゃ難しい。
そこらのカマドウマが「新種」かどうかさえ、全くおぼつかない状態なのかもしれない。
... 以下つづき...
...
●体や足にまだらがあるカマドウマは、「カマドウマ科 Stenopelmatidae」の「カマドウマ」に分類される_生物学上_の種類ではなく、正確には「カマドウマ科」の「クラズミウマ」とか「マダラカマドウマ」のたぐい。
ややこしいね。
うちに現れたカマドウマには「まだら」はなかったので、本来の「カマドウマ」である可能性が高い。
なお、この最初のカマドウマに続いて、2週間後にもう一匹、屋内に同じ種類らしきカマドウマが出現している。二匹目(メス)は一匹目(メス)より小柄でさらに弱っていた。ほどなく衰弱死。
カマドウマのメスの形についての情報は探せなかったけれど、近縁のメスの形はこちらで拝見できる。

●ほかカマドウマ関係リンク
Giant Weta 画像集 駆除業者の
カマドウマは本州以南に多く、北海道では不明。コノシタウマは本州、クラズミウマは本州、四国、九州に分布する。
と記載なさっているけど、うちのがカマドウマなのであれば、北海道におります。
少なくとも我が家の床下に。

『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』
日本直翅類学会 (編集)
北海道大学出版会 (2006/09)

[カテゴリ 植物・動物・飼いもの] : 2008年05月27日
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