薫竜玉:ネオポルテリア・クンリュウギョク
カテゴリー[ 植物・動物・飼いもの ] 2008/04/21
うちに10年以上前からいるサボテン「くん竜玉」くんの鉢が割れてしまった。
この鉢は、砂を軽く固めただけ、みたいなスースーに通気・通水のいい鉢で、サボテンにはもってこいなので重宝していたのだけれど、さすがに風化も早かった。
それでも10年は保ったんだけどね。
この鉢、成長の早いサボテンを植えたときは、サボテンの生長圧に負けて自然に割れていたし。
2006/06 『 琴糸丸が鉢を割ったよ 』
「くん竜玉」は:
●ネオポルテリア属 Neoporteria に分類されるサボテンです。
●正式なお名前は「nigrihorrida」なのかな?
●和名は、「くん竜玉」。
この名前は、昔々、日本のサボテン愛好会が命名なされたものらしいのだけれど、当時はパソコンなどなかった時代で、平気で雰囲気重視のレア漢字をあてて命名なさっていたので、「くん竜玉」の「くん」は普通のパソコンでは表示できない字があてられているのです。
なんかこんな漢字。 [ 日へん+薫 ] 竜玉。
「日へん」をとっぱらって、「薫竜玉」「薫龍玉(韓国のサイトではこう書いていた)」と表示したり、「クン竜玉」と書いたりすることが多いらしい。
和名の読みは、「くんりゅうぎょく/クンリュウギョク」。
... 以下つづき...

10年前の「薫竜玉」くんです。
ちっさかったなぁ。
黒く張りのあるトゲと、浅黒い肌(アズキ色?)のかっこよさに惚れて、本州の業者さんから通販で購入した一株です。
当時はネットも普及していなかったので、郵送で販売カタログを取り寄せた上で、郵便で注文した。

上から8年たった「薫竜玉」くん。
ごめん、育成環境が悪かった。
徒長(日光が足りなくてひょろっとしてしまう)して、間延びしてしまっている。
夏でも屋外に出さずに、室内の窓辺に置きっぱなしにしていたのが、たいへん悪かったらしい。
この頃は、なかなか外に置きっぱなしにできなかったんだよね。
北海道(札幌)の夏は、天候不順で雨続きになることが多かったんだ。
あ、はい。ここは北海道です。
はっきし言って、植え替えしてません。
根がかなり弱いらしいことと、成長が遅い種類らしいので、しょっちゅう植え替えしたらよけいあかんやろと。
さて、下はその2年後。去年。
デーン。 成長してます。

地球温暖化で、北海道の夏が、やたら暑くなってきたんですよね。
特に5月6月に最高気温30度行くのがすごい。4月には積雪があったのに、5〜6月に30度行くってマジかよなんなのよ、みたいな。
そんな好気候に乗っかって、心おきなくサボテンたちを屋外に放置。
そしたら急に「薫竜玉」くんは機嫌良く成長し始めたんだよね。
あたまデカッ、トゲばりっ! みたいな。
「薫竜玉」くんが属するネオポルテリアに分類されるサボテンたちは、南米のチリ出身。
昼夜の気温差が激しい荒野の岩場に、かじりつくように生えている。
で、どうやら彼らのトゲは、「昼夜の気温差が大きい」環境でないとうまく発達できないらしい。
北海道の夏場の気温は、昼20度以上、夜10度以下、という大きな寒暖差が普通だ。
その屋外の気温差を喜んでくれたらしい。
そうか、「薫竜玉」は室内に入れていたらあかん。
寒さに弱いので、秋冬には室内に入れるけど、室内のような寒暖差が少ない場所では、断水して成長止めなあかん。そうすべきだった。
それと、機嫌がよくなったのは肥料を変えたせいもあると思う。
水満杯のペットボトルに小さじ一杯の鶏糞を入れて、肥料水を作るんだ。水は水道から出してすぐにあげたらあかん。気温との差がありすぎる水は避けたほうがいい。一晩以上、鶏糞が溶け込んだ水を、ひかえめにあげる。
めったに雨が降らない環境で、夜露を飲んで生きているようなサボテンだし。

先週、鉢が割れてしまった「薫竜玉」くん。
あたまでっかちです。
途中で徒長してしまったヒョロリ部分がちょっと恥ずかしい。
まー、如実にトゲの発達具合が違いますね。
このサボテン、北海道の温暖化を喜んでいるよ。
機嫌がいいと、こんなにグッとくるトゲが出る。
朝晩の温度差が大きく、日照が強いと、がっちり黒くかっこいい曲がったトゲが生えてくる。
うちの「薫竜玉」くんのトゲは、上向きに生えているので、下から持ち上げるようにつかむと、意外と刺さってきません。痛くなく持てるので植え替えのときにラクなのでした。
植え替えの際に確認しましたが、やはり図体のワリに、たいへん根っこはひよわだった。水はひかえめにして、乾燥しやすい鉢に植えれば安全そう。
ということで、根の整理はしてません。
そのまんま、前の鉢と大差がない大きさの紙鉢に植え替え。


検索しても、「薫竜玉」の情報はたいへん少ない。
我が家の「薫竜玉」は育て方が下手でひねこびた姿になってしまっているけど、もしかしたら、かなり日本では数が少ないサボテンなのかな、こんな個体でもよろしければ、と紹介しておきますのです。
ネオポルテリアは栽培は難しいのかな。
ネオポルテリア のサボテンたちは、トゲと色がかなりかっこいいんだよね。わりと「薫竜玉」とルックスが似ているのが多くて、素人的にはどれがどれだかあまりよく見分けがつかないんだけどね。
海外の、薫竜玉かどうかはわからないけれど、かっこいいネオポルテリア。
日本語サイト、小苗の写真があります
学名 Neoporteria nigrihorrida
ネオポルテリアは根っこが弱いので、「接ぎ木」で栽培されていることがある。
これは若い接ぎ木苗かな?
「薫竜玉」はピンクの美しい花を咲かせます。
細身なのにトゲがすごい株。お花つき。
濃いピンクの花が美しい開花姿
これのトゲはあまり曲がってないのでかなり痛そう・・・
淡いピンクの花
切手にもなっているらしい。
花の絵が切手になってます
・・・え? タンザニアの切手?
南米じゃなくて、アフリカ??? 原産地は南米のチリなのに???
しかししかし!
原産地の「薫竜玉」はすごい!いやんなるほどトゲがびっしり。
しかも荒野のでかい岩のヒビに、しがみつくように、ぽつらんと生えている。
これは・・・海辺ということは、塩分にサラされても大丈夫なのか。
うわー、こんな厳しい育て方していいんだ、甘い環境に置いていたら体調崩すわなーと納得。
夜霧で生きている感じだね。
野ざらし雨ざらし、温度変化極端な、高冷な環境。
ゆっくりした成長で、がしがしトゲの密度が上がっていく。
ああ、北海道はどんどんサボテン向けにホットで激しい気候になっていくのかな。
・・・そんな地球に誰がした。
へぇボタン:へぇ〜
と押してみるもよし![[ Dorm B ]](http://homepage1.nifty.com/NewSphere/transparent.gif)



















