ヒスパニック:現代アメリカ的人種差別の犠牲者
カテゴリー[ 科学メモ資料用 ] 2007/07/15
ヒスパニックとは:ヒスパニックは英語では Hispanics といい、メキシコやプエルトリコ、キューバなど、中南米のスペイン語圏諸国からアメリカ合衆国に渡ってきた移民とその子孫をいう。
〜 ウィキ
10年ちょいの昔、現代メソアメリカ世界を舞台にした物語を構想していた。その当時は、ヒスパニックがこんな差別の対象に陥っているとは気がつかなかった。カスタネダのほんわかイメージがまずかったのかもしれない。
20年ちょい前は、アメリカで”隠微な”差別をされているのはイタリア系(特に東部)かと思っていた。
40年前は、ワッツが燃えている。( ワッツ暴動 )
…かなり速いペースでおりおりの”差別対象”はシフトして行っている?
米国内のヒスパニック差別に関する資料は寡聞にして手元に少ない。
2007/07 EurekAlert Being born in the USA may not be good for Hispanic health
アメリカ合衆国で生まれると、ヒスパニックの健康には良くないかもしれない
アメリカ生まれのメキシコ系アメリカ人は、メキシコからの移民より健康状態が悪いじゃないか!
『感情研究の新展開』 北村英哉, 木村晴 (編集) ナカニシヤ出版 (2006/11)p.28
否定的なステレオタイプと結びつきやすいヒスパニック系の名前(ボーデンハウゼンら(Bodenhausen et al.,1994)の研究)
2006/09 cnn.co.jp 人種間に「デジタルデバイド(情報格差)」生じると、米報告書
米教育省統計部門が初等・中等教育の児童・生徒を対象に、2003年に抽出方式で実施。
コンピューターを利用する児童は全体の91%、インターネット利用は59%。
インターネットを利用すると回答した児童の割合(学校・施設経由含む)
白人 67%
アジア系 58%
黒人 47%
ネイティブ 47%
ヒスパニック44%
自宅でインターネットを利用する割合
白人 54%
黒人 27%
ヒスパニック26%
ヒスパニックが べべた だ。
... 以下つづき...
...
「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」 スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 望月衛 東洋経済新報社 (2006/4/28)
p.96 -97
『ウィーケスト・リンク』の投票データによると、いつも差別されている挑戦者が2種類いる。お年寄りとヒスパニックだ。
経済学者は、代表的な差別には2種類あると考えている。面白いのは、『ウィーケスト・リンク』でお年寄りがあう差別とヒスパニックがあう差別は種類が違うようだという点だ。一つ目のタイプは選好に基づく差別で、この場合、人が差別をするのは単にその人が特定の種類の人とかかわりたくないからである。二つ目のタイプは情報に基づく差別で、この場合、人は特定の種類の人が能力的に劣っていると信じていて、それに従って行動する。
『ウィーケスト・リンク』で、ヒスパニックは情報に基づく差別にあう。挑戦者たちは、ヒスパニックはトリビア・クイズが下手だと思いこんでいるようだ。そんなことはない場合でも、である。そういう思い込みのせいで、ヒスパニックはよくやっていても初めのほうのラウンドで降ろされてしまうが、後のほうのラウンドでは降ろされない。他の挑戦者たちは、ヒスパニックを残しておいて競争を弱めたいと思っているからだ。
一方、お年寄りの挑戦者は選好に基づく差別の犠牲者だ。彼らは初めのほうと後のほうの両方で、能力から考えられるよりずっと高い割合で降ろされている。他の挑戦者たちは −− 出演者の平均年齢は34歳だ −− お年寄りにはあっちへ行ってて欲しいみたいだ。
典型的な『ウィーケスト・リンク』挑戦者はヒスパニックとお年寄りを自分が差別していること(あるいは、黒人と女性を差別して_いない_こと)に気づいてさえいないかもしれない。
「ウィーケストリンク」は引きずり降ろし策謀バリバリのドラスティックなクイズバトル。ひところの「サバイバー」のバラエティクイズ番組版、みたいな。
日本では「ウィーケストリンク」風のクイズバトルは文化風土に合わなかったのか(たしかに見ていてかなりありえなくキモ辛かった…)数年前に深夜で数クール放送されただけで潰えた、のように記憶している。
米国で高まるヒスパニック(中南米)系移民への緊張
ある「ヘイト・クライム(憎悪の罪)」事件のこと〜戸田邦信(2000年8月22日付)
2005年度アメリカ社会論優秀答案 1 アメリカ社会論特殊講義
ヒスパニックは、人種ではなく、言語による類型であるため、外見上は白人と判別できないものもいる。彼らの大半は移民であり、ヒスパニック系のコミュニティは孤立していたり、毎年のように新移民が流入するため、本国とのつながりが強いといった点で、アフリカ系と違って文化的アイデンティティは非常に強固で明確である。
やはり最近の潮流なのか。特に今世紀以降?
『アメリカのヒスパニック=ラティーノ社会を知るための55章』読み方ガイド
米移民改革法案をめぐる一連の社会動向を理解するために
2006年5月
現在問題になっているのは、1200万人にも上る不法労働者のことであり、その大半がヒスパニック系であるために、彼らがこのたびの標的になっているのです。
ああっ!
「メキシコを知るための60章」 吉田栄人 (編集) 明石書店 (2005/02)
「グアテマラを知るための65章」 桜井三枝子 (編集) 明石書店 (2006/09) は目を通したのに、その同じシリーズにこんな本があったのか!↓

『アメリカのヒスパニック=ラティーノ社会を知るための55章』
大泉 光一、牛島 万
明石書店 (2006/01)
読も。


映画アポカリプトがらみのメソアメリカ世界差別については以下ひとしきり。
『アポカリプト』問題シリーズ:
1:発端 2006/12
(アポカリプトはジャレド・ダイヤモンドに影響を受けている)
2:本編 2007/01
(アポカリプトはマヤの歴史をねじまげている)
3:駄目押し 2007/01
(アポカリプトは人種差別映画である)
4:マヤ文明の書籍資料 2007/01
(マヤの本当の姿とは)
※ 『アポカリプト問題:資料編』
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